MENU

学会の参加の仕方でその人がわかる

まあ、とやかく言うことではないのかもしれない。

学会に参加していると、その人が何を求めて来ているのかが何となく見えてくる。

せっかく遠方まで来たのだから観光に出かける人もいるし、朝から晩まで学会会場に張り付いている人もいる。もちろん、どちらが正しいという話ではない。

ただ、少なくともレジデントの先生方には、できるだけ学会会場にいてほしいと思う。

自分がこれから飛び込もうとしている世界の最前線を見てほしいし、その空気を感じてほしい。トップランナーたちがどんな発表をし、どんな議論をしているのかを目の当たりにしてほしい。

そして、その日に感じた疑問や興奮、悔しさを先輩医師たちと語り合ってほしい。

そういう経験の中で、自分に足りないものが見えてくるし、目指すべき目標も定まってくる。そうやって一人ひとりが成長することが、日本の医療の前進につながるのだと思う。

国際学会も同じだ。

最初は誰も知り合いがいない。だからこそ、必死に演題を聞き、勇気を出して質問し、懇親会では自分から話しかける。

それは自分の将来のためでもあるし、自分の後輩たちのためでもある。

そんな話をしていると、父からは「そんなこと言っていたら後輩から嫌われるぞ!」と言われたことがある。

また、外科の後輩からは「大村さん、何アホなこと言ってるんですか」と笑われたこともあった。

でも、嫌われているわけでも、アホなわけでもない。

ただ、真っ直ぐなだけである。