ここ最近は、耳鼻咽喉科の後輩たちのプレゼンテーション指導はもちろんのこと、医学生や研修医の先生方にも積極的に学会発表の機会を作れるよう、自分自身の時間と労力を注いでいます。
今回は、慈恵医大6年生の中山くんと、亀田総合病院研修医の大石先生の指導を担当しました。二人とも最終的な目標は論文化ですが、学生・研修医のうちから学会発表を経験することにも大きな価値があります。そこで、今回チャレンジしてもらいました。
学会発表では、次の5つのステップが重要です。
- 発表テーマの設定とデータ収集
- スライド作成
- 発表練習
- 学会会場でのリハーサル
- 振り返り
この5つは、どれ一つ欠かすことができません。そして、学生であっても研修医であっても、それぞれのステップで「今できる最高のもの」を目指して取り組むことが、学びを大きくします。
スライドは、「これで十分」ではなく、「これでどうだ!」と思えるところまで何度も練り直します。一枚一枚修正を重ね、見栄えや伝わり方の違いを実感することで、初めて「伝わるスライド」の作り方が身についていきます。
発表も同じです。原稿を一字一句理解し、自分の言葉として話せるようにすることはもちろん、ポインターの動かし方や立ち位置まで含めて準備します。そして、本番と同じ会場で最後のリハーサルを行うことで、完成度はさらに高まります。
本番の発表は動画で撮影し、自分自身で見返して振り返ることも大切です。客観的に自分の発表を見ることで、改善点が明確になり、次の発表につながります。
学会発表の機会は決して多くありません。だからこそ、一つひとつの経験から最大限の学びを得るために、徹底して準備し、振り返る。その積み重ねが、学生や研修医を大きく成長させ、将来の医師としての力につながると信じています。
最後に、学会で堂々と発表を終えた中山くん、大石先生、本当にお疲れさまでした。ここから論文化まで、一緒に頑張っていきましょう。