MENU

チャンスの賞味期限

先日日本医学教育学会で、学生が企画するセッションにお声かけをしてもらい、登壇させていただいた。学生が企画をして、講演を作り上げるというのはとても良い経験だと思っている。かくいう自分も大学生の時に、聖路加国際病院と東京医大との3大学合同の講演会を企画して、新聞や雑誌などに取り上げていただき、その当時直接お話しを伺いたかった山崎章郎先生との対談をさせていただくことができた。日本全国から沢山のかたが参加してくださった経験が今の自分をつくっている。20年以上経過して、今回その経験を与える役割として関わらせていただくことができた。自分が興味を持ったことに対して積極的に関わることで、いろいろなチャンスをいただいてきた。結局はその積み重ねができるかできないかだ。

今回、久しぶりにびっくりしたというか、本当に驚いたことがあったので、ここに書いておきたい。その講演会の打ち合わせとして2回Zoomでミーティングをして、僕が人生で大切にしていることを共有した上で、前日学会会場のある富山で酒を飲む機会があった。講演会の打ち合わせを兼ねて、十人ほどの会だった。翌日の講演会の打ち合わせもほどほどに、楽しく話していた。その甲斐もあって、翌日の講演会も大成功だった。講演会の後に学生たちからの立っての要望で、希望者たちと演者がお菓子をつまみながら話しをする会も設けられた。20分ごとにシャッフルをして、全ての学生と話せるような工夫もされているような会だった。(僕個人としては、そのようなシステムで話す人が変わるのはあまり好きではない。話したい人のところに自分で行けよって思っている)

2回のズームミーティング、前日の飲み会、学会の後の懇親会が全て終わった時に、学会の運営スタッフの一人から「先生と話したかったのですが、話せませんでした。ぜひ今度時間作ってください」と言われた。最初の自己紹介で、外科系志望という紹介をされていたので、確かに印象はあったけれど、一度も隣にならず唯一一度も話しをしなかった学生からだ。

「??、いやいや、これまで話しができなかったんだから、お前とは縁がないよ」と冗談ぽく言ってみたものの、まだメールでもぜひ時間を作ってほしいと連絡をしてくる始末。

どこまで寝ぼけているんだ学生!!全ての人にチャンスがあるとは言われているけれど、チャンスを掴める機会は限られているんだよ。1回目のチャンスを掴めなかったら、2回目のチャンスを掴むのは、さらに努力が必要になる。それでも掴めなかったらもっと努力が必要になるんだよ。

まあ、この機会をきっかけに自分のやりたいことに対して行動する人間になってほしいという願いを込めて、このブログを書きます。どうせその学生は読んでないと思うけど。