留学先の教授に誘われて、彼らの主催している学会に参加してきました。主にノースカロライナとサウスカロライナの大学で勉強しているレジデントやフェロー向けの学会でした。朝7:30-午後1:00までの開催で、その後はフリー。学会会場もゴルフコースで有名なリゾート地なので、きっと上の先生たちは自分達でゴルフをやるんだと思います。日本の学会だと、きっと一日中学会やるんだろうなーと勝手に思いながら、この余裕もなんだか日本とアメリカの大きな違いのような気がします。
ちょうどそこに、アメリカの鼻科学会の神様のような先生がいらしていました。慈恵医大の前教授も大変お世話になった先生です。その先生の講義とパネルディスカッションで
なんと僕の作った術式がとても有用であると紹介してくれていました。
僕が耳鼻咽喉科なりたての時は、なんとかその先生に顔を覚えてもらいたいと国際学会に行く度にご挨拶をしており、最後の方はまたいるのかみたいな感じで、笑われていましたが、なんと今は自分の発表が彼のスライドの中に入っているという、感慨深い1日となりました。ご挨拶した時も、君が1st Authorだよねと覚えてくれていました。今後アメリカの教科書にも掲載していただけることになっております。
アメリカに来て改めて、日本人の強みがどういうところなのかということを痛感しています。
大村和弘