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ニューヨークの手術コースに参加してきました

みなさまご無沙汰しております。
先日、ニューヨークに足を運び、経眼窩での頭蓋底手術コースに参加してきました。
本来脳神経外科が主催のコースなので、耳鼻科である私たちにとっては、あまりメインになる方法ではありませんが
この分野も知っておくことで、外科手術の引き出しが広がるのではないかと思い、参加してきました。
最初はNYCは宿もめちゃめちゃ高いし、飛行機も直前でキャンセルになって、2時間でいける場所が12時間もかかり、かなり精神を削られましたが、蓋を開けてみれば参加できて心から良かったと思える内容でした。zoomでの配信のコースもあったのですが、あえて今回は対面を申し込みましたがこれもまた本当によかった。今まで臨床で使用する部分はしっかりと理解できていたつもりでしたが、その分野は全く間違えていなかったということと、臨床では必要がなかったから少し曖昧な知識だった領域も、今回かなりしっかりと理解することができました。脳神経外科のこれだけ有名な先生も、結局は耳鼻科の領域の知識は曖昧だし、耳鼻科の先生も、脳外科の領域の知識は曖昧なんだということも、よーくわかりました。
ということで、新たな武器ができました。あまり使うことが耳鼻科としてはないかもしれませんが、いざという時に知っておいた方が良い領域であることは間違いありません。本当に力になった。

そして、今回のコースに出て心に決めたことがあります。やはりアドバンストコースと言われる脳神経外科や形成外科とのコラボした手術コースを世界向けにしっかりと情報発信をしないといけないということです。帰国したらしっかりと形に出来るように頑張りたいです。

講師として参加された南アフリカのPROF DARLENE LUBBE.
よく学会のセッションで一緒になることが多くて、今までZoomででしかお目にかかったことがありませんでしたが、とても気さくで素敵な先生でした。いろいろな手術の際のピットフォールも教えてくれて、とても勉強になりました。

https://events.weill.cornell.edu/event/transorbital_skull_base_surgery_international_hands-on_course#.YrCTdfWZOX4