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North American Skull Base Societyに講師として招待をいただきました

以前、世界一の外科医になるためにどうすれば良いかということを、世界的に有名なPJ Wormald教授に質問したことがあります。僕はそのような質問を世界的に有名な先生方によく聞くのですが、PJ Wormald教授は中でもとても丁寧にそこまでの道のりを説明してくれたことを鮮明に覚えております。

やはり世界的に有名な先生方は、なんとなく有名になっているのではなく、しっかりと自分のキャリアプランを立てているんだということを同時に感じました。
さて、そのお答えの中にNASBSで評価されるという項目がありました。

NASBSというのは、North American Skull Base Societyといって、頭蓋底をやっている世界中の外科医が集まる学会になります。

いつかはNASBSに参加しようと思っていたのですが、なかなかタイミングを見つけられず行動には移せませんでしたが、今回UNCのBrian Thorp先生のサポートのおかげで、NASBSの講師として世界中の頭蓋底手術を行なっている先生方にご遺体を使った手術のデモ及び講義を出来ることになりました。

日本人の耳鼻咽喉科医でこの学会で講師として参加できた人を僕は存じ上げませんが、アメリカ人を教育できるような存在になるという目標を掲げてアメリカに来たので、UCLA UNCの医者達に手術技術を共有する機会を得ただけでなく、学会レベルで講師をできることになったので、とても嬉しいです。

大村和弘