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アメリカ人 めちゃ働いてる

昨日初めて世界でおそらく一番有名なピッツバーグの頭蓋底手術を見学することができました。昨年はアメリカ三大頭蓋底センター(アメリカ人のフェローから聞いた話なので、3大頭蓋底センターというカテゴリーがあるのかわかりませんが・・)の一つであるノースカロライナでも見学をしたので、3大のうちの2つを見学できたことになります。もちろんこれからもしばらく見学させていただくので、色々と感じることは変わるとは思います。

しかし、ノースカロライナに留学していた時も思っていましたが、なんかアメリカに来る前は、アメリカ人はQOLがしっかりとしていて片手うちわでゆったりと仕事しながら家族も大切にしている。一方で、日本人は朝から晩まで働いているみたいなイメージがありましたが、頭蓋底の領域だとやはり皆めちゃくちゃ働いているということがわかりました。

ちょっと安心

もちろん、レジデントやフェローという若手が第一線で手術をしているので、その分上の先生の働き方は違うのですが、それにしても僕が見学していたEric Wangは、朝からアドレナリン全開で10件くらいの手術を休むことなくマネージメントしていました。

ノースカロライナのBrian Thorpもそんな感じ。

その中でフェローに教育したりとか、なんだかほんと忙しそうだった。まあとはいっても朝7時30分から夕方5時とかで終わるわけだけど。

アメリカは

自分が最初から最後までゆっくりと症例に関われるような感じはなく、基本的にはフェローが最初からほぼ最後までやる中で、自分がクオリティのマネージメントをするというような感じ。なので想定外のことも当然沢山おきながらもなんとかやるみたいな感じ。

僕は、どちらかというと一人の患者にじっくり最初から最後まで向き合って、僕がやったとしても僕のチームの人間がやったとしても基本的に質が変わらないと思えるまでは下にも手術は触らせないし、任せない。そういった感覚が好きな人間はアメリカでは絶対に働けない。

だから臨床は日本のスタイルが僕のしょうに合っている。それが分かっただけでも大きな大きな収穫だ。 日本の研修医やレジデントも、アメリカのフェロー以下の働き方をぜひ知ってもらいたい。みんな自分の将来がかかっているから、人生かけて働いている。アテンディングも死ぬほど働いている。日本はアメリカの働き方を偏見を持ちながら習っているような気がする。自分のキャリアを切り拓くために死に物狂いでやっているアメリカ人たちから学ぶことは沢山ある気がする。