世界最古の頭蓋底外科学会である、日本頭蓋底外科学会に参加してきました。日本頭蓋底外科学会は、評議員と教育委員のお役目をいただいております。いつもは演題を出すのですが、今回は4月のISIANーIRSという国際学会を慈恵医大が主催していたので、演題出すどころではなく、座長としての参加のみでした。
頭蓋底外科学会は脳神経外科と形成外科と耳鼻咽喉科が参加する学会なので、いつもなかなか聞くことのできない脳外科の先生たちのプレゼンテーションも聞くことができ、同じ手術なのに、脳外科が大切にしていることと、耳鼻咽喉科が大切にしていることがずいぶん違うことが改めてわかりました。やっぱり耳鼻咽喉科は、当たり前だけど鼻の形態や生理機能をとても重要視しているよね。まあそれが耳鼻科が手術場にいる意味だから。
改めて頭蓋底手術を脳外科と耳鼻科合同で手術をすることが患者さんにとってとてもメリットがあるということを、確信しました。外科医個人としての技術が高いことはとても大切ですが、さらに多職種でより良い結果を出す。慈恵医大はそういう意味でもとても素晴らしい医療を患者さんたちに提供できていて、誇りに思います。
写真は向かって一番右は僕のパートナーの石井雄道先生。
