昨日、今日は慈恵医大のオープンキャンパスです。たくさんの高校生や高卒生を対象に半日かけて慈恵医大の魅力を感じてもらおうという企画。現役の学生さんたちの実際の学生生活や、医学生が受けている模擬講義を実際に受けられる模擬講義の企画があります。その模擬講義は研究系医師と臨床系医師の二人が連日講義をするのですが、臨床系医師としては私大村が二日連続当てていただきました。
研究系医師としての模擬講義をされる先生方は、めちゃ面白い研究をされる先生方で、初日は、附属柏病院で働かれている臨床医学研究所の渡部教授が脳とこころの研究として、ネズミを使っためちゃ最先端の快楽や食育に関する研究内容の発表を。二日目は附属第三病院で働かれている法医学の柗本先生が、死体から死因を探すというこれもまたなかなか馴染みのない首吊りの縄の食い込みに関する実験などをご紹介くださいました。
これらの面白い講義を聞いて、満足して舞台を背に帰っていく生徒たちとすれ違いながら、心が折れないように奮い立たせて舞台へ向かいました。一番伝えたいテーマは、皆は世界を変える力を持っているんだ!!ということですが、臨床系医師として今年は手術の勉強の仕方をちょっと体験してもらいました。初日と二日目ほぼ同じ内容のプレゼンをしても、会場の熱気は全然違います。会場の雰囲気に合わせてこちらのプレゼンテーションの方法を変えていかないといけないんだということを改めて感じて、プレゼンテーションの難しさ、逆に言えば面白さを感じることができました。昨年はこの講義がきっかけで豊島丘での講演をさせていただく機会をもらって、将来の楽しみな学生たちとの縁をいただきました。今年もそんな機会が増えるといいなーと願っております。