今回は、僕の尊敬するアルドスタン先生からお声掛けいただいたので、ブラジルまで来させていただいたという感じで思っていたのですが、蓋を開けてみたら、解剖の学びがとても大きくなり、学びを深めることができました。むしろお釣りがくるほどです。
さらに、頭蓋底手術の進んでいるブラジルで発表させていただいたことで、改めて我々のやっている医療のレベルが高いということを痛感しました。頭蓋底の手術の場合は我々の施設では翌日から歩けるし、基本的に制限のない状況での病棟管理になります。もちろんですがこれは異常なことです。普通は手術後は数日間ベット上安静だし、基本的に歩くなんてもってのほかです。術後の鼻内の粘膜や組織が残っている状況も全くと言って良いほど違い、我々の患者さんたちの方が術後のトラブルも少ないはずです。皮膚を切らないとか頭を切らないとかそういったわかりやすさももちろんですが、術後の安静度、治り方、それに伴なう術後治療の合併症など言い出したらキリがないほど違います。術後の管理のことを発表したら、驚くを通り越して唸っているような感じだったことからもわかりました。
さらに最終日は慈恵医大に1ヶ月留学していたアレクサンダーフィリップ先生のご家族とご一緒をさせていただき、ここ最近の学びと、今後一緒にできるかもしれない研究の話しをさせてもらいました。こうやって新しい種を蒔いておくこともとても大切だと思っています。いつかこの種に芽が出て花が咲く日を信じてまた頑張らないと。

この写真に写っている先生たちは、皆ファカルティーなのですが、頭蓋底の縫合が皆できるようになったと興奮して写真を一緒に撮ってくれました。これでブラジルやラテンアメリカの先生たちのレベルが上がり、術後の合併症のリスクが減るといいなー
いまはドバイで朝の3時です。日本に帰ってすぐ手術なので、時差を直しておかないと。

大村和弘