MENU

日台韓の頭蓋底外科医代表施設勉強会がありました

本日は、台湾・韓国・日本の3カ国の中で内視鏡下頭蓋底手術を行っている代表施設の先生が集まっての定期勉強会がありました。毎回持ち回りでテーマを決めて、Zoomで開催されます。定期的に11名の医者が国境を越えて顔を合わせる事ができることに加え僕らの発表に加えて、世界でご活躍の先生に講演をいただくことができるのも目玉です。

今回で3回目となり、主幹は台湾でした。テーマはChallenging Casesでした。ゲストスピーカーには、オーストラリアの Richard Harvey先生が参加してくださり、頭蓋底の手術の歴史に関して講演がありました。韓国は、術後放射線治療による頭蓋底骨髄炎に関する発表。台湾は、術後化学療法中の髄液漏の患者の対応の発表でした。日本は、私が頭蓋底手術を志した2013年から今までで経験したChallenging Casesに関して発表をしました。

全国で治療を拒否されて最後に当院の脳神経外科にいらして、耳鼻科と脳外科と形成外科合同手術の末、合計31時間で腫瘍を摘出した患者、出血が多くて他施設では手術が途中で中断せざるを得なかった症例、自施設で手術をするも出血が多くて完全摘出できず、再度病院を挙げてなんとか腫瘍を摘出した症例など、どの症例も今でも鮮明にその当時の気持ちが蘇ってくるものばかりです。

経験は力なりと言いますが、本当にさまざまな患者さんの手術を担当させていただきましたので、さらにこの経験を世の中に還元しようと改めて思いました。

#鼻副鼻腔腫瘍 #鼻副鼻腔癌 #内視鏡下鼻副鼻腔手術 #嗅神経芽腫 #嗅神経芽細胞腫 #頭蓋底腫瘍 #慈恵医大 #大村和弘 #鼻副鼻腔悪性腫瘍 #Dr Bala