こちらの先生方は、自分のキャリア形成をしっかりとしています。自分のキャリアをしっかりと作っていないと、自分がなりたいポジションにつくことができないというわかりやすさがあります。
耳鼻科になるのなんて、本当に狭き門。日本ももちろん、自分のキャリアをしっかりと作らないと、なりたいポジションにはつくことが出来ないのですが、なりたい科の医者には誰でもなれる。
アメリカも日本も、開業すればお金は稼ぐことができるけれど、外来業務がメインになり、複雑な手術や教育、研究ということからは基本的には離れていくということは一緒のようです。
こちらの医者が、大学病院は自由がある。それはみんなで未知なる世界を研究する自由や、新しい手術や難しい症例に挑戦する自由と言っていました。確かに、大学病院での仕事は本当にワクワクすることが多いし、それを自由と表現するのは目から鱗でした。(もちろん、開業を経験したことがないので、開業もワクワクすること沢山あるとは思いますが。。。)
でも、きっと大学病院で研究や教育という枠組み自体もだんだんフラットになっていって、開業医でも研究や教育というのが出来る人たちがどんどん出てくるんだろうと思います。そんな中、大学病院の面白みということを大学病院にいる人たちが明確に持っていないといけない。そう強く思います。