土曜日の夜に日本を出発し、日曜日の朝にカンボジア着、そこから12時間かけて頭蓋底手術を行いました。今回はマカラ先生が頭蓋底の骨の削開を担当してくれました。本当にすごい成長です。海外でこのようなスケジュールで頭蓋底の手術をするというのは、もしかしたら無謀だろうと言われるかもしれないけれど、やっぱり自分が少し無理をすることで、救える可能性のある命が一人でも多くなるのであれば、無理をしたくなってしまう。
頭蓋底の手術をするときは、やはり機材がかなり心配です。どれもこれも欲を言えばキリが無いけど、内視鏡、ドリル、バイポーラなどの基本の機材に関しては、一つ壊れてしまったら手術ができなくなってしまうから。少なくともバックアップがあるとありがたいなー。
術後の患者さんの調子も良く、朝6時から回診して、テレビの取材も受けてきました。なんとかこれでカンボジアがASEANの国から患者の受け入れをできるくらいのレベルになるのが早まりそうです。
