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大阪公立大学で手術トレーニングをしました

大村が日々の臨床に加えて、とても大切だと思っているのが教育です。もちろんその教育はすべての人に平等に与えられるべきだと思っておりますので、基本依頼を頂けたら、喜んでお受けしているのですが、とりわけ自分が筋が良いなーと思うような先生とのコラボレーションは非常にワクワクします。

大体外科医の修練というのは

1 学会で交流する

2 手術研修会(ご遺体を使った手術勉強)に参加する

3 手術を見学に行く

4 自施設での手術研修会に呼ぶ

5 実際の手術で指導を受ける

この5段階になります。

筋が良いと思っていても、一緒に手術をする機会が手に入らない人もいます。以前は大学の垣根が高く、なかなか2までの交流がやっとだったのですが、最近はそのような垣根が低くなってきており、3までの交流が増えてきました。4以降というのは上司の理解がないとなかなか難しくなってきます。良いものは積極的に外から取り入れるという、耳にすれば心地よい言葉も、実際自分の施設でそれをやられるとあまりよく思わない上司がいるのも事実。そういう革新的な上司が居ても、医局員で積極的に勉強したいという医者が居ないこともあるし、なかなか4.5が両立するのは非常に稀です。

なので今回はとても嬉しい!!今回はご遺体を使わせていただいたClosedの手術勉強会になりますが、レジデントの先生方とも非常に良い時間を過ごさせていただき、それこそ明日からの実際の手術に使える技術をお伝えすることができました。このような機会をいただきました角南教授、寺西先生及び医局員の皆様、ありがとうございました。